DNA浪漫紀行 第5話
メモリアルツールとしてDNAを残す
オモカ取扱店様からのお便り
ペット霊園とは、ペットの火葬を行う場所です。
20~30年前までは、ペットも火葬するの?と聞かれる事が頻繁にあったそうですが、近年では行政指導もあり、火葬するのは当たり前という考え方が一般的になりました。
少し前までは、ペットも人間と同様に火葬後、ある一定の時間を置いてから(初七日、四十九日、一周忌など)納骨をする習慣がありました。
しかし、近年、火葬=供養と考えている飼い主が多く見受けられ、その仔と生きた証しとして遺骨を大切にしている方が大半を占めるようになりました。
すなわち、納骨はせずに自宅に置いておく方が多くなったそうです。
この意識の変化、文化の変化は、ペットは亡くなってからもペットであるという気持ちの表れのように感じます。
これは、決して悪い事や間違っている事とは思いません。しかし一方で、ある一定期間の節目をおいて、気持ちを切り替えることも大切だと思います。
それにより、前に向かって新しい生活を歩み始める事に繋がるかもしれません。
そして、納骨と同様、気持ちを切り替えるツールがDNA Stock Assistです。
全国で数百もあるペット霊園の中でも先駆けてDNA Stock Assistの取り扱いを導入したのが、ペットエンジェルゲイトです。
ペットエンジェルゲイトは東京池袋・横浜青葉・埼玉川口にペット霊園を管理運営しており、毎年3千~3千5百体の動物さん達の火葬が執り行われています。
3霊園それぞれの特色を活かした形での法要そして納骨埋葬があります。そのような霊園が、DNA Stock Assistのどこに魅力を感じ、「ペットのDNAを残しましょう・・・」と勧めているのでしょうか?
こちらのペット霊園では毎日複数の飼い主と向き合い、火葬のお手伝いをして下さっています。
そこでは悲しみのあまり、火葬を受け入れられない飼い主もいるそうです。
飼い主にとって、「この仔と暮らした時間」はかけがえの無いものであり、幸せだった事は紛れもない事実です。亡くなってしまった事はとても悲しい事、この仔の声、愛くるしい表情や仕草など思い出せば、涙が出ます。
でも、それは決して辛い涙であってはなく、その仔との生活があったからこそ今があり、未来があるはず。とペットエンジェルゲイトのスタッフは感じているのだそうです。
悲しみや絶望の次にあるのは、大いなる希望と幸福であって欲しいと願うそうです。
そのような考え方のもと、過去から未来に向けて、その仔が生きた証しを残す・・・・それは、写真や動画など目に見える物や心の中にある思い出だけでしょうか?
「科学」に裏付けされた、その仔であるという唯一の証しである、その仔のだけの「DNA」は未来への希望に繋がるツールとしてなりうると捉えて下さっています。
DNAは目で見ることはできませんし、現代の科学ではDNAだけを用いて、その仔そのものを蘇えさせる事が出来る訳ではありません。
でも、その仔の性格やルーツ、その仔から繋がっている全ての仔達を知る唯一の手段として、「いま、DNAを保存する」事ができるならば、是非、残してあげて欲しいと思うそうです。
科学の発展は日進月歩、昨日分からなかった事が今日分かるようになるかもしれません。そしてDNAの採取は、火葬前が最後の貴重な機会となります。
未来に夢を託し、これからの生活を提案する、このような考え方で飼い主をサポートすることも、火葬に立ち会うスタッフの任務だそうです。
DNA Stock Assistは1つのメモリアルツールに過ぎませんが、これを活かしてペットロスの軽減や希望ある未来に貢献したいと共感しました。