IV. 活性型コラーゲンオリゴペプチド
(プロリン-ヒドロキシプロリン含有オリゴペプチド)

エアープランツ・バイオでは城西大学ならびに東京農業大学との共同研究により活性型コラーゲンオリゴペプチド(ACOP)を高感度に認識する抗体を開発することに成功しました。
この抗体を利用し、尿中に含まれるACOP濃度測定法を確立しました。

活性型コラーゲンオリゴペプチドとは

バイオマーカー検査

活性型コラーゲンオリゴペプチド(ACOP)とはプロリンと水酸化プロリンを含むペプチドの総称です。
これまでプロリンと水酸化プロリンの2つのアミノ酸から形成されるジペプチドが最終代謝産物として生理活性を有すると考えられてきましたが、最近ではジペプチド以外にも複数のアミノ酸が繋がったオリゴペプチドが存在することが報告されています。
ACOPは骨・関節・皮膚・爪・筋肉などの組織を構成する細胞を活性化させ、細胞機能の恒常性を保つ働きが確認されています。
また血圧上昇の抑制効果や血統抑制作用も報告されています。褥瘡(床ずれ)を劇的に改善させる効果も確認でき、褥瘡ガイドラインにも収載されるほどです。体内で作られるACOPは加齢とともに減少することから、コラーゲンペプチドの積極的な摂取が注目されています。

活性型コラーゲンオリゴペプチドの産生

バイオマーカー検査

コラーゲンには構造の異なる28種類ものタンパク質が存在します。皮膚、骨、腱、靭帯などにはI型コラーゲンが豊富であり、関節軟骨にはII型コラーゲンが多く含まれます。
コラーゲンの中でも最も大量に産生されるのがコラーゲンI型で、ヒトは1,464のアミノ酸から構成されています。
このコラーゲンタンパクの3分子が重なり3重構造を形成し、細胞接着などの機能を持ち働いています。
一方、コラーゲンタンパクが特定の酵素により消化・分解されて生じる物質がコラーゲンペプチドで、その中のプロリンと水酸化プロリンを含むペプチドがACOPです。
コラーゲンタンパク1分子内に最大で49個含まれると考えられます。

活性型コラーゲンオリゴペプチド(ACOP)濃度測定の意義・必要性について

バイオマーカー検査

従来、プロリン-水酸化プロリンのジペプチドは質量分析器により測定が可能でした。
しかしながら、生体内にはこのジペプチド以外の様々なオリゴペプチド体の存在が確認されており、プロリン-水酸化プロリンを含有する全てのオリゴペプチドを網羅的かつ簡便に測定する必要性がありました。
我々はACOPに対する特異性のある抗体を作製・開発してきました。
近年、高感度の抗体作製に成功し、ELISA測定法により尿中ACOPを定量することに成功しました(論文投稿準備中)。
排泄されるACOP量をモニタリングすることで、体内コラーゲン代謝を考察することができ、補充すべきコラーゲンペプチド量の判定に貢献できると考えています。

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